Shuya Okazaki / Blog✔︎

1997年 岡山県 岡山市生まれ___ | I trust my process /Okayama/Niigata/Tokyo&Kamakura✓

血は通っているか / 2月

 

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◆目次

立ち上げミーティング / 4年生合宿

ビジョンを掲げ、理念を定義を共有する。

チームに対して今後の指針を示す立ち上げミーティングを行った。

「組織の目的」「軸となる理念」

それをどうしても新入生が合流する前に

チーム全員で共有したかった。

 

理由

理由は3年前にある。

3年前に入部してきた時、

部のルールを説明を受けるために

1年生が集められた。そこで当時の4年生に聞いた。

「チームの目的とか目標って何でしょう。」

正直答えは分かっていた。明確にはないと。

入部から1ヶ月以上が経っていたその時

何も知らないこと。

誰の口からも聞かないこと。

それが根拠だった。

案の定、

何だコイツという顔で4年生同士顔を見合わせた。

そして、

「…何だろうな。

まぁ勝てれば。てか目的って何だよ(笑)」

俺は知ってた。

高校3年の夏に新潟に来るのを決めたあの日にも。

何のために存在しているのか分からない組織。

その下で活動することの苦しさを。

 

では、何でその場所を選んだのか。

 

 あるべき姿

幸い俺は「変化」が嫌いじゃない人間だ。

というより、

変化そのものがいくら困難でも

その現状のままでいることの方が苦しい。

本来あるべき姿 カタチではない状態下に耐えられない。

結局苦しいことから逃げたいという動機が

自分の中にある。

それ自体は弱さかもしれない。

ただその現状や環境に対して、

不平不満もしくは我慢ではなく、

自らと組織の「変化」をもって向き合うこと、

挑むこと。

それは強さだろう

俺は強くなりたかった。成長したかった。

だからここに来た。

 

違和感

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講義室に集まったのは48名の新2〜4年生 部員。

そこに監督やスタッフはいなかった。

資料を全員に配って皆んなの前に立った。

言語化よりも伝えること"

これが1月に出た課題だった。

新たに掲げたビジョンと理念の定義。

その背景にあるもの。

それを共有するために、

言葉を選び、構成を組み、例を挙げながら

順に説明していった。

何か違った。

こんなんじゃない。

俺がするべきだったのは説明だったのか…

その日の講義室の空気は

退屈な講義のそれと何ら変わらなかった…

放つ弾が全て外れていくような感覚だった。

 

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                                          @群馬 昭和村 「4年生合宿」

同期16人で行った合宿。

最後のシーズンを前に、

仲間との結束を高めることを目的に行われる。

ここでも皆んなの前に立つタイミングがあったが

同じだった。

 

「あの頃」

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                                                                 2015年夏

ある意味、常に現状をあ否定するものだった。

その度に孤独になることも分かっていた。

それでも、

自分と皆んなと間にある

否定、疑心、共感、高揚…

それら全てが「本気」のもとにあった時間には

まじまじと血が通っていた。

その瞬間が好きだった。

 

 出来事の意味も、それぞれ 生きる意味も、

自分で決められる。

さらにその上で結果が出れば、

それが真実として捉えられる。

 

 編集された過去

今はあえて逆のことを言いたい。

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                                                   為末大

過去を肯定できなければ自分を肯定できない。

誰しも自らの存在が必要とされていると感じたい。

自分には価値があると確信しながら何かしたい。

その上で

自分の過去が記憶の中で美化されていくのは

必然なのかもしれない。

俺が今、過去にある「あの感覚」を追い、

それを求めるように何かを選択する。

過去を生きるとはまさにこのことだろう。

「あの時はー」そう感じる度に過去の何かを探してる。

 

だけどそれは"編集済み"の過去であって、

"真実は別にある"のかもしれない。

 

未来志向の意味付けは大切だ。

だけど実はそれと同じかそれ以上に、

 

正確に現実(過去)を捉える必要がある。

 

 あまりにも

気は向かなかったが

実際に講義室での自分の話の録音を聞いた。

「無駄な間」が多く、抑揚がない。

力を込めて発したはずの言葉も意外と込もってない。

でも今直面してることの本質は

スピーチ力ではない。スキルではない。

俺の話とその言葉の一つ一つはあまりにも

 

残らないものだった。

 

それがなぜだったのか。

「言葉に体温と体重がのるのは、

心の底からそれを伝えたいと思った時。」

                                             小泉進次郎

今、

俺が本当に伝えたいこと。

心の底から信じているもの。

それをなぜ伝えたいのか。

 

血の通った時間なんて

 

今を捉えない限り永遠に取り戻せない。

 

 唯一変えられるもの

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                                               @福島県いわき市 

人は変えられない。

結局、組織も変えられない。

変えられるのはいつだって自分。

今、心の底から信じられる未来、

そのために何としても伝えたいことって

正直、何なんだろう。

それが何だったとしても、もう後には引けない。

 

3月へ

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振り返れば、また有難い1ヶ月だった。

3月。

いよいよ最後のシーズンへ入っていく。

同時に新たな環境のために。

春はどこにも待ってない。 

自ら掴みに。