Shuya Okazaki / Blog✔︎

1997年 岡山県 岡山市生まれ___ | I trust my process /Okayama/Niigata/Tokyo&Kamakura✓

何のために登るのか

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測量隊と山岳会。

 

それぞれは何のために登るのか。

自らの荷を自ら背負い。

ときに自分しかみえない。

ときに自分さえみえない。

それでも、

ときに誰かのために命を張る。

凍える中で、氷の雨雪に打たれようと。

自然の本当の美しさは、自然の厳しさの中に。

「この厳しい山の中で、私は改めて地図を作ることの意味を考えさせられています。」

志と誠実さ。

そこに集まる人。

皆んな自分こそが大義をもって生きている、

そう思っている。

でも、ホンモノが誰かはいずれ判る。

何かを成す人。成さない人。

技術があり、体力もあり、知識もある。

すべてその当たり前の上にいる。

背負い、登り、下りて、登る。

その過程にある景色。その意味。

それがすべてなのかもしれない。

山を登ること、地図を作ることの意味。

人は自分が世界のどこにいるのか知りたい。

自分が何者かを知りたい。

自らの仕事を成すことを全てに優先する。

家族も、名誉も、お金も…

そこに、誇れる生き方と仲間がいれば。

山岳会との競争サバイバルではなく、

まさに 切磋琢磨。

この映画を通して日本人らしさとは、それを考えられずにはいられない。それはまさに自分が何者かを知りたいという気持ちそのもの。

「雪を背負って登り、雪を背負って下りよ。」